本弁論大会について
第4回全日本学生弁論大会は、12大学13団体の共同運営によって開催される大会です。
日時・・・・・・・・・・2013年 11月 30日 場所・・・・・・・・・・中央大学多摩キャンパス 弁論の主題・・・・自由とする 持ち時間・・・・・・弁論10分 11分打ち切り 質問時間・・・・・・10分(関連質問1回、質問者は1分以内に質問を行う) 審査:弁士輩出団体から指定された代表者が学生審査員を務める 審査基準: ・理念30点・・・・弁論を行う目的が明確であったか、社会的重要性があるかにより決定 ・論理性30点・・弁論の内容が現状分析から解決策まで一貫したものであるかどうかにより決定 ・説得力40点・・弁論時の声調及び質疑応答を含めて、弁論内容総体で弁士の主張に説得されたか否かにより決定 以上3点、計100点で審査を行い、各弁士の素点を算出した後、審査員全員の偏差値を算出して決定する。 |
表彰:優勝、二席、三席にそれぞれトロフィーの贈呈(及び優勝者には副賞として5万円分の図書カードの贈呈)
野次規定:弁論内容に関係の無い野次は禁止とする。したがって、弁士の人格否定に当たる野次、質問者に対する野次、野次に対する野次は禁止とする。また、「弁論内容に関係の無い野次」以外も、司会の裁量で注意を促すことができる。 聴衆の皆さんへお願い: ・ 弁論中に会場への出入りは避けること ・ 弁論の進行を妨げる行為はしないこと ・ 司会の指示に従うこと ・ 大学間の交流、質疑応答等の円滑な運用のため、大学ごとに色の違うリボンを腹部へ装着すること |
大会趣意
明治から大正の時代にかけて、弁論部は全国各地の大学で創立された。弁論部の中には、今日まで100年以上の伝統を誇る部が数多く存在しており、弁論界は各界に優秀な人材を送り出すとともに、社会に影響を与え続けてきた。
しかし弁論界が歩んできた歴史を紐解いてみると、それは輝かしいものばかりであるとは言えない。長い歴史の中において、弁論界は幾度となく、存亡の危機に面してきたのである。
1960年代、安保闘争に始まりベトナム戦争の反戦活動など学生紛争が激しい時代には、弁論大会が開かれないばかりだけではなく、部の活動が停止し、廃部においこまれた大学も少なくなかった。
そのような暗黒の時代と言われる時期を経験しながらも、各大学の有志により弁論部は再興され、開かれなくなっていた大会も再開する等、弁論界の活動は活発になっていった。1990年代の初めには、関東の弁論部を中心に構成された全関東学生雄弁連盟に所属する会員が100名近くになるなど、長い歴史を誇る弁論界においてもかつてないほど、興隆を極めたのである。
しかし、2000年代に入り弁論界は再び、存亡の危機に面した。それまで関東を中心とする大学の交流機関であった全関東学生雄弁連盟は解散し、各大学の弁論部においても、学年に1人しか会員がいないといった状況が起こるなど、事実上、各大学で集まり何かをするといった弁論界の活動は、行われなくなったのである。
そんな状況に危機感を覚え、打破しようと考えた各大学の有志たちが集まり、開催を決めたのが全日本学生弁論大会である。三年前の第一回全日本学生弁論大会が開かれた当初と現状を比べてみると、各大学の弁論部員も増えつつあり、大会の共同開催に多くの大学が協力している。
このような現状を鑑み、実行委員会において、なぜ各大学が合同で弁論大会を開催するのか議論を重ねてきた。そして、弁論界が過去のように密に連携し、活動を活発化させるためには、部員が増えつつある我々の世代が、過去の世代が弁論界の勢いを盛り返したように努力しなければならないと考え、その契機にこの大会を通じて交流を深め以前のように弁論界を盛り上げようと決意した。また、弁論界のみならず、高校や大学、ネット上に大会の情報や各大学の弁論部の活動を発信することにより、多くの人に知ってもらい、弁論界に関心を抱いてもらうきっかけを作りたいと考えた。
この第四回全日本学生弁論大会が、弁論界の更なる発展のための基礎となり、今後の弁論界の活動が更に活発化することを期待して、本大会の趣意とさせていただきます。
しかし弁論界が歩んできた歴史を紐解いてみると、それは輝かしいものばかりであるとは言えない。長い歴史の中において、弁論界は幾度となく、存亡の危機に面してきたのである。
1960年代、安保闘争に始まりベトナム戦争の反戦活動など学生紛争が激しい時代には、弁論大会が開かれないばかりだけではなく、部の活動が停止し、廃部においこまれた大学も少なくなかった。
そのような暗黒の時代と言われる時期を経験しながらも、各大学の有志により弁論部は再興され、開かれなくなっていた大会も再開する等、弁論界の活動は活発になっていった。1990年代の初めには、関東の弁論部を中心に構成された全関東学生雄弁連盟に所属する会員が100名近くになるなど、長い歴史を誇る弁論界においてもかつてないほど、興隆を極めたのである。
しかし、2000年代に入り弁論界は再び、存亡の危機に面した。それまで関東を中心とする大学の交流機関であった全関東学生雄弁連盟は解散し、各大学の弁論部においても、学年に1人しか会員がいないといった状況が起こるなど、事実上、各大学で集まり何かをするといった弁論界の活動は、行われなくなったのである。
そんな状況に危機感を覚え、打破しようと考えた各大学の有志たちが集まり、開催を決めたのが全日本学生弁論大会である。三年前の第一回全日本学生弁論大会が開かれた当初と現状を比べてみると、各大学の弁論部員も増えつつあり、大会の共同開催に多くの大学が協力している。
このような現状を鑑み、実行委員会において、なぜ各大学が合同で弁論大会を開催するのか議論を重ねてきた。そして、弁論界が過去のように密に連携し、活動を活発化させるためには、部員が増えつつある我々の世代が、過去の世代が弁論界の勢いを盛り返したように努力しなければならないと考え、その契機にこの大会を通じて交流を深め以前のように弁論界を盛り上げようと決意した。また、弁論界のみならず、高校や大学、ネット上に大会の情報や各大学の弁論部の活動を発信することにより、多くの人に知ってもらい、弁論界に関心を抱いてもらうきっかけを作りたいと考えた。
この第四回全日本学生弁論大会が、弁論界の更なる発展のための基礎となり、今後の弁論界の活動が更に活発化することを期待して、本大会の趣意とさせていただきます。
第四回全日本学生弁論大会 実行委員長
中央大学辞達学会 亀岡勇紀
中央大学辞達学会 亀岡勇紀